『ミレニアムパーティー』with my family 2000年1月1日
生きてるうちにミレニアムなんてキリの良い年なんて、そうそうないですよね。そこで家族会議。弟に「ロマネコンティが飲んでみたい!」と言ってみた。ヤツは2本コレクションしていたので1本開けようよと相談をすると「ミレニアムだし、いいよ!」と快い返事が返ってきた!そこでとにかくロマネコンティに相応しい料理を私が用意するという条件でパーティーを行うことになりました。

●1983-ロマネコンティ
さすがです。何がさすがって、大きなワイングラスからどんどん香りがこぼれたってくる。83年はビンテージ年。どんな料理が来ても負けませんといわんばかりの芳醇な香り、かぐわしき深い香りと味、いろんな香りが混ざっているようだ。艶姿華彩(あですがたはなのあやどり)とはこのことであろう。なんてセクシーな女なんだ!って感じ。私は、2時間かけて1グラスをいただきました。その間香りが少しず つ変化する。しっかりした味。去年飲んだリシュブル(ロマネと同じシャトーのワイン)もそうだったけど、こんなにダイナミックな香りがどこに隠されているんだろうって、信じられない感じです!
●ブリニスとキャビア(ベルーガ)
キャビアのベルーガ。ブリニスにクリームをぬってたっぷりのせて楽しみました。舌の上でとろけていく大粒のグレーの粒がたまりません。ベルーガとセブルーガがちがう、はっきりいって別の食べ物ですね。ブリニスももちろん焼きました。

嬉しくて嬉しくてこんなに大口を開けております。(バカ)でも、一生のうち何度このような美味しい尽くしのパーティーが行えるのか考えたら、はしゃがずには居られなかったのですよん。あ〜でも、ワインって本当に美味しいですよね。毎年、正月はたくさんのワインと日本酒を頂くのですが今回が一番思い出に残るお正月だと思います。
●フォアグラと松坂牛ステーキのランデブー 赤ワインソース
フォアグラは「成城石井」にホール状態のものがありました。かなりでかいんです。フィレ肉がフォアグラの下に敷いてあって一緒に食べると両方が舌の上でとろける。赤ワインのソースがまた絶妙でした。

●ティボーレン 1989 ロゼ
レアものワインのもう一つのメインとして登場。「この世で一番おいしいロゼ」といわれる超レアもの。不思議な味です。一口目はとてもフレッシュな味、二口目はなんだこれ!この味はなんなんだっ!って感じで、三口めあーロゼだったんだねという複雑な味です。むろんおいしいんです。色はロゼというより、きふワインにちかい感じがしますが、決して甘かったりはしません。確かに赤みもかかっています。
●ウズラのロティ フォアグラ詰め、レーズン風味のエンダイブ添え。ジビエ風。
ウズラはフォアグラを詰めてローストした。敷いてあるドライレーズンは白ワインで戻して 下味を付けて、ウズラといっしょにオーブンでローストしたもの。このブドウがまたおいしかったのです。ちょっとジビエ感覚の逸品にみな感動。

●アルマヴィーバ1997 赤
このワインは最近よく飲まれるようになった人気のチリ産ワインなのですが、フランスのロートシルト家の管理する畑のもので、コンチャイトロとのダブルネームになっているチリワインの最高級品。はっきりとした力強い味と香り、でありながらどんな料理にも合いそうです。はっきり言ってかなりおすすめワインです。まあ1万円を切る値段ではないですが、ヨーロッパ系の3〜5万円のワインに匹敵する味といえるでしょう。かなり本当にお奨めワインです。
ラムチョップのワインソース
ワインと野菜でマリネにして一昼夜という方法で臭みを抜いて、オーブンで焼きました。

●シャンパン Pierre Moncuit1990 白
2000年になった瞬間はやはりシャンパンで祝いました。シャンパンのコルクを音を出さずに上手に抜けるようになりました。パーンと景気よくやるのもアメリカっぽくて悪くはないけど、そこそこのシャンパンは上手にコルクを抜きたいもの。
●ウズラのパイ包み。ホウレンソウのクリームソースかけ
旨さが閉じこめられてパイ包みは絶妙です。それにこのホウレンソウのクリームソースが最高でした

●ムルソー 1997 白
ムルソーです。色も美しいですね。香りもすばらしい。実際にはムルソーでもいろいろあるわけでこれはとてもおいしい一品でした。ARNAUD ENTE.作白はそこそこの金額出さないとおいしいワインにめぐりあえませんね。安心の逸品がこちら。
●松坂牛のステーキ、サフランソース、黒トリュフのトッピング
サフランソースがさわやかな香り。黒トリュフの食感がプツプツと面白い。時季はずれだからその香りは十分楽しめませんでしたが、美味しかったです。


弟くんのスペシャルコレクションのワインです。