11月号

今月のテーマ:生活習慣病を理解しましょう!


生活習慣病とは? 

 最近、生活習慣病という言葉を耳にする機会が増えてきたと思いませんか? これは厚生省が、人が年をとると不可避的に病気になるような響きをもつ成人病という名前を改め、生活習慣病という名称に変更し、この名称が社会に浸透してきたためです。実際、生活習慣病である高血圧症、糖尿病、高脂血症(高コレステロール血症)、痛風などは食習慣、飲酒習慣、運動習慣、喫煙習慣など日頃のライフスタイルと密接に関係しています。また、生活習慣病は初期には何も症状がみられないことが特徴です。このことが病気の発見を遅らせる原因ともなっています。生活習慣病は40才を境に増え始めますが、心がけ次第で将来の危険度(リスク)を大幅に少なくするすることができます。反対に、生活習慣病は放置すると、狭心症や心筋梗塞などの心臓病、脳血栓・脳梗塞などをひきおこします。ですから、生活習慣病は予防と早期発見が重要です。

生活習慣病はこんなに多い

 現在わが国には約700万人の糖尿病患者がいると考えられ、特に40歳以上の10人に一人が糖尿病であるといわれています。しかしながら、医療機関で指導および治療を受けている人は200万人程度と考えられています。高血圧症は患者数の最も多い生活習慣病であり、我が国では軽症者も含めると60才以上の高齢者の約半数が高血圧症であると考えられています。高脂血症も患者数の多い疾患ですが、特に更年期以降の女性に高率に見られます。ただしこれは、生殖期の女性では卵巣から盛んに分泌されるエストロジェンというコレステロールを低下させるホルモンが、閉経以降は分泌が極端に低下するためと考えられています。

生活習慣病と「5S」

 生活習慣病の予防には、塩(Salt)、座りっぱなし(Sitting)、スナック(Snacks)、タバコ(Smoking)、砂糖(Sugar)の「5S」に対する警戒が重要といわれています。塩のとり過ぎは高血圧を引き起こし、心臓病、脳卒中の原因となります。食塩の摂取量は1日10g以下にしましょう。自動車やエスカレータなどの普及に伴い、現代人は歩かなくなったと云われています。椅子などにに腰を下ろして座ってばかりいないで、少し散歩をしてみませんか。1日30分程度で結構です。ただ少し汗ばむ程度のスピードで歩くことが大切です。間食、軽食を減らし3食しっかり食べましょう。ポテトチップスなどのスナックは思った以上にカロリーが高いのです。喫煙は心臓病、脳卒中、肺がん、慢性気管支炎などを引き起こします。砂糖の摂取過剰にも気をつけましょう。甘い菓子類は買わない、食べない、出さないこと。果物の食べ過ぎも、決して身体に良くありません。一度自分のライフスタイルをチェックしてみてはいかがでしょうか? 好ましくない生活習慣を改める5S追放運動を、今日からあなたも実践してみましょう。

生活習慣病の見つけ方

 これまで述べてきたように、生活習慣病は初期の頃は症状がみられない場合が多いわけですから、自覚症状以外の発見する方法が必要です。そこで強調したいのは、職場の検診や市民ドックなどを有効に活用することです。こうした制度を積極的に利用することで、生活習慣病を早期発見できるばかりでなく、健康管理に役立てることもできます。検査で異常を指摘されたらそのままにせず、医師に相談し、適切なアドバイス、指導をうけましょう。

★★★★★ 生活習慣病と市民ミニドック ★★★★★

 狛江市には、生活習慣病の早期発見を目的とした「ミニドック」という制度があるのをご存じでしょうか? この「ミニドック」は狛江市に居住する35歳以上の男性、30歳以上の女性ならだれでも年に1度無料で受診することができます。「こまえクリニック」ではこの「ミニドック」を狛江市民の健康増進のために積極的に実施したいと考えています。この検査を受けるために市所や医療機関へ事前に申し込む必要はありません(健康保険証も必要ありません)。また、この「ミニドック」と、アイトピアセンターで受診できる集団ガン検診と併用すれば、より確かな健康管理がおこなえます。

(1999 年11月号)

お問い合わせ : hojo@koma-cli.jp →mail

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