不滅の恋
1994年
■監督■バーナード・ローズ
■キャスト■
ゲイリー・オールドマン(Beethoven)
イザベラ・ロッセリーニ (Countess Anna Marie)
ヴァレリア・ゴリノ (Julia Guicciardi)
ヨハンナ・テア・シュテーゲ (Johanna Van Beethoven)
ジェローン・クラッペ (Anton Schindler)
マルコ・ホーフシュナイダー (Karl Van Beethoven)
■あらすじ■ネタバレあり
作曲家ベートーヴェン(ゲイリー・オールドマン)の死後、自分のすべての作品と財産を永遠に愛する人に
譲りたいと記された遺書が発見された。
彼の弟子でもあった親友のアントン・シンドラー(ジェローン・クラッペ)はその遺志を尊重し、
彼の最愛の女性を探そうとするのだが……。
バーナード・ローズ監督が、単なる伝記映画の域を超えてベートーヴェンの謎に迫るロマンティック・ミステリ映画。
劇中、ベートーヴェンの名曲が散りばめられ、その中でアンナ・マリ―(イザベラ・ロッセリーニ)など
3人の女性と彼と愛の遍歴が麗しく再現されていく。G・オールドマンが、
この偉大なる作曲家の内面の苦悩を見事に体現しているのも大きな見どころだろう。(的田也寸志)(amazonより)


イザベラ・ロッセリーニと、この作品で出会い恋人となった。
アンソニー・ホプキンスにオファーしたが、「歳をとりすぎてる」という理由で辞退された。
ゲイリーは最初は出演を断ったそうですが1ヶ月程経った日、出演すると監督に連絡があり、
会いに行くとゲイリーはベートーヴェンの曲をマスターしていた。
監督が「なぜこの前は断ったんだ?」と聞くとゲイリーは「そうだったっけ?」ととぼけた。
監督は「準備をしてみて、やれるという確信が得られてから出演を決めたんだろう。それほど難役だったから」と答えています。
ゲイリーは14歳のころにピアノを弾き始めて、始めるのが遅かった分熱心に練習していたみたいです。
ピアノをかじっていてもベートーヴェンの曲は簡単に弾けるようにはならない。何時間も練習して
撮影するここからここまでの何小節と練習したが、時には顔だけ撮ることになりおいおい早く言ってくれよ。と思ったそうです。
ゲイリーはこの作品のことを
「それほど暴力的じゃないし音楽もいい。僕自身の演技もすごくいいと思う」
自身の作品の中でも好きな作品だと語りました。
実在人物の映画というだけでなく、偏屈な人物とされたベートーヴェンの不滅の恋人は
誰なのか?という謎解きもあるのでベートーヴェンに興味がないと言う人でも
楽しめるのではないでしょうか。第九の音楽が映像にあわせて流れる所は好きな場面です。
1827年3月26日享年56歳。 ベートーヴェンがどんな人物だったか、wikiへのリンクです。