レオン
1994年
■監督■リュック・ベッソン
■キャスト■
ジャン・レノ  レオン
ナタリー・ポートマン  マチルダ
ダニー・アイエロ  トニー
ゲイリー・オールドマン  ノーマン・スタンフィールド
ピーター・アペル  マイキー
マイケル・バダルコ  マチルダの父
エレン・グリーン  マチルダの母
サミー・ナセリ 

■あらすじ■
受けた仕事は完ぺきにこなすニューヨークの殺し屋、レオン。その無口な男へ、
悪徳警官に家族を殺された12歳の少女マチルダが助けを求めてきた。復しゅうを誓う少女と、
彼女を守る殺し屋。そこに「凶暴な純愛」が生まれた。
若者から圧倒的な支持を受けるリュック・ベッソン監督。そのベッソンのハリウッド進出第1弾として
公開された『レオン』には、監督が本当に描きたかったもう1つのバージョンがあった。本作はベッソンの強い意志により、
彼自身の編集で22分間の未公開シーンを加えた完全版。
スナイパーとして実戦に出るマチルダ(ナタリー・ポートマン)と、しだいに重い心の扉を開いていくレオン(ジャン・レノ)。
そして、殺し屋レオンが誕生した、その意外な過去も明らかになる。(アルジオン北村) (amazonより)

■ゲイリーは後に「レオンであの役をやった事は完全に無責任だったと思う。脚本を読まずに
イエスと言ってしまったんだ。それでピルを飲みどでかいファッキング・ガンで一家を皆殺しにする役を
やることになってしまった。あれをやった事はすごく恥じているよ」と語りましたが、
それはリュック・ベッソンと初対面のときから意気投合したからだ。
ベッソンは本の中でレストランで20時にゲイリーと会い、目の前でゲイリーは
何百通りのスタンフィールドを演じてその一夜で、喋り方微笑み方どう薬を飲むかどんな服装かを決めた。
『サブウェイ』の話をしたり、ゲイリーは監督をしようとしていたので技術的な話もした。
レストランのテーブルクロスはカメラワークや契約内容で真っ黒だった。時間は午前2時になっていた。
次の日ゲイリーのマネージャーから、「君たちは一緒に映画を撮るそうだがスケジュールぐらい教えてくれないか」と電話があった。
ベッソンはハリウッドの普通はギャラの提示から始まりマネージャーも事務所も通さずに
出演を快諾されたことは奇跡だといっています。【レオン リュック・ベッソンの世界より】
その後も親交は続いているようでフィフス・エレメントにも出演し、ゲイリー初監督作ニル・バイ・マウスでは
リュック・ベッソンは製作者として参加しています。

ナタリー・ポートマン ”ふだんは本当に普通の人なんだけど、セットに入った途端に
人が変わっちゃうのよ。もう見ていて怖くなるくらい。”【Cut 38より】