ぬめっていく 何処までも 心の奥の奥の奥 魂の底の底の底 私の裏の裏の裏 何かが蠢く柔い場所 気付かず滑る 液体と固体の 中間感覚 欠けて行く 人としての感情に 訴えて募る平穏な激情 ぬめっていく 何処までも 何処までも ただ抑えられなくて 今日も凝固できなくて 時間が刻む針の音に 狂い落ちた汗の音さえ 何か責められている気がして ぬめっていく 何処までも ぬめっていく 何処までも
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