空が割れたから
その先を目指すんだ
そこに理由なんて
付ける必要は
なかった
ただただ
咆哮したいだけ
それだけだ
この
朽ち果て始めた体を
最後の気力と共に
割れた空の先に
向わせた
そこにきっと
求めるべき物が
あると感じていたから
ただ身を捩って
飛ぶ
剥がれ落ちる
この身の全て
そして咆哮するんだ
ここに存在しているんだと
空が割れたから
その先を目指すんだ
そこに理由なんて
付ける必要は
なかった
今 飛び出す 私