楽観狂時代
駆け抜けた本心
砕け散る
本音の渦に乾いた心は
涙腺の果汁に
戸惑うばかり
聞こえてくる
本心と虚勢に
振り回される明日への悔恨
見せる事をしなかった
心の迷宮は特に何もと
口を噤んでは涕き喚くしかしなった
悲観狂時代
崩れ掛けた体裁
焦り崩れる
偽物の幸せばかりに
心奪われて合掌
やはり気が触れるばかり
耳を塞いでも
不愛でしか貫けない本性の
醜い事 醜い事
詰まるところ
低迷する時代にばかり
心は破れて
結局は
楽観狂時代と
悲観狂時代の混合に
成す術も無く
揺れ動かされるだけだから
人間と言う枠は
見て呉れだけで
最終的には
苦い法律と
苦い宗教ばかりが
幽かに残る心を
殺すだけだった
楽観狂時代と
悲観狂時代の混合に
幽かに残る心を
壊すだけだった