握り締めた手から伝わる
命の重さと柔らかさ
嗚呼 貴女が今
私の前で微笑んでいると言う
奇跡を引き寄せた軌跡に
そっと添えたい
喜びの華
満開じゃなくていい
ただ 今 開き掛けたその華の
一生懸命さと優雅さを
微笑みを絶やさない貴女に
捧げたい
毎日が当たり前のように過ぎ
私達はその連続の中で
新鮮さと大切さを忘れて
愛欲ばかりが目移りするその瞬間も
実はどこか昨日と違う
素敵な宝物が眠ってて
手を握る事も実は本当は
全然当たり前じゃないはずなんだよ
そう気付かせてくれたのは
些細でちっぽけな変化も愛でる
温かい命が溢れる貴女でした
何が大切で
何が大切じゃないなんて
本当はそんな事どうでもよくて
貴女と私が今
静かに揺れるそれが全てで
あまりにも多すぎる
模造品が多く転がる毎日に
一つ一つの花を添えていこう
貴女と私が選んだ
喜びの華を
握り締めた手から伝わる
命の重さと柔らかさ
それを当り前と思ってしまう前に
そっと添えたい
喜びの華
貴女と出会えた
奇跡を引き寄せた奇跡に
そっと添える
喜びの華