詩と書
◆雫様◆
如月八雲 作 「美神解体」 より 雫様の書
原色に彩られた羽衣は軽く
魅惑の微笑は深い森
雫様のご好意と溢れんばかりの書の才能により、如月の「詩の世界」を雫様の書で深く綺麗に表現して頂きました。
「読み易いように、あまり文字を崩さぬように試みましたが、ビジュアル的にどうしても一部変体仮名を使っています」
と雫様がおしゃっておりましたがその拘りがとてもこの作品に息吹を注いでいると思いました。
本当に共同作品への参加ありがとうございました。心から嬉しく思い、いつ見ても素晴らしい書に、今物凄く感動しています。
本当にありがとうございました。
なお、恥ずかしいですが雫様の書の原案になっている如月の詩を下記に載せさせて頂きましたので
雫様の書と如月の拙い詩を見比べるのもまた一興だと思います。
原色に彩られた羽衣は軽く
魅惑な微笑みは深い森
劇的に変わる愛憎の波
触れる仕草に極楽を見る
美しすぎて何もかもが素晴らしく
私はその全てを謎説きたくて探検に出る
貴女の命の奥底で揺らめく
美の固まりを探す為に
流れる目線の先には何を見て
濡れた唇には何が触れて
しなやかな指先には何が絡んで
潤む眼には何が写っているのだろうか
賛歌と言って笑えばいい
惚れた弱みと言い放てばいい
ただ純粋にこの胸に宿る熱い炎が
貴女の全てを知りたがる
神か悪魔かは知らないが
貴女の全てを解体するその時まで
例え答えが得られず迷いの森で力尽きようとも
例え答えが得られず嵐吹く海で溺れ死のうとも
貴女と言う強大で広大な世界の中で
果てる事のない旅をする
原色に彩られた羽衣は軽く
魅惑な微笑みは深い森
劇的に変わる愛憎の波
触れる仕草に極楽を見る
貴女の謎を解き明かす
私は永遠の探求者
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