声を上げた
精一杯 精一杯
誰かに届くとか
何かが動くとか
そんな期待を持ってじゃない
ただ
ここに生きている
それだけを
音にしたかった
綺麗な北斗七星が
可憐に輝いて瞬く早朝
見えざる檻を破って
見えざる鎖に噛み付いて
生への 渇望
夢への 切望
死への 絶望
全て纏めてただ思い切り
声を上げた
産まれたての赤ん坊の様に
ただ激しく激しく
生きている
ここで生きている
と
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