◎雷

024 2004/05/02

 突然だが私は雷が大好きである。とうとう雷に撃たれて頭がイカレたのかと思われるかもしれないがそんな事はない。ってか撃たれた事はない。友達や相棒の雷はよく食らっているが^^;それにいかれているのは元々だ。>うっさい。ほっとけっっ、けっ!
 まぁとにかく私は雷というものが好きなのである。雷おこしは嫌いだがこの際、そんなことはおいておこう。

 夏の夕方、こんもりとした入道雲が近づいてくる。もうそれだけでドキドキしてくる。しかしよく注意をして待たないと肩透かしを食うのである。雨だけだったり空が暗くなるだけだったりする場合が多々あるからだ。
 ただ不思議な事なんだが、私は雷が鳴るか鳴らないか数時間前に解る体質である。もちろん髪の毛が立ち上がって来たり、指先から電気を発したり、ピカチュ〜〜〜ウなんて叫ぶ訳じゃない。ってかこんな叫び声を上げていたら、雷が来る前に黄色い救急車が来てしまうではないか。気を付けなければ。>もちろん今まで生きてきて「ピカチュ〜〜〜〜ウ」なんて叫んだ事はないから気を付けるも何もないが。ほんとだぞぉ。

 でだ、私がどうやって雷が鳴るか鳴らないかを判断するのかと言うと、風である。大体の人はここで、生暖かい風の吹いた後に冷たい風が吹き、最後に風が停まったら雷が来るんだろ?って思うだろうが、私はそうではない。それでは雷が鳴る数分前にしか解らない。生暖かい風にしろ冷たい風にしろ、まずは風が吹く方向に顔を差し出す。その時に、風が首筋を撫で耳の後ろに持ち上がるように吹き抜けたら雷が鳴るのサインだ。10回中8回の割合で的中する。

 もう雷が来ると解ったらそりゃぁそわそわで、早く早くと天に向かって急かし始めてしまう。ん?もしかしてこの行為そのものが人としてヤヴァイのかも知れんが、まぁ今は措いておく。私はヤヴァくないヤヴァくない(きっと)。

 さて、いい加減なんでそんなに雷が好きなのかを書かなければおかしな奴で終わってしまうのでそろそろ書く。

 なぜ雷が好きなのか?それは、、、二つ理由がある。
 一つ目はあの稲妻の美しさ。当たり前の事だが、その日のその瞬間しか見れない尊さ。光り方も稲妻の線も、たった1回しか見れない。その瞬間に見れなかった稲妻はもう2度と見れない。その遣り直しが利かない自然が創り出す一瞬の芸術。もちろん巨大な線を描けば描くほど私は好きだ。または狭い雲間を行き交う稲妻もなんだか、いい。つまりは見た目の美しさって訳だ。

 二つ目は雷鳴の轟き。私は花火の破裂する音は大嫌いだが、雷鳴なら何回、いや何万回と聞ける。それくらい好きだ。最初に空気が裂かれるパリパリと言う音。その後に来る腹の底に響き渡るあの重低音。生命なんぞあっという間に無に帰してしまう、甘えの無いあの音。しびれる。そして雷が鳴り始めてからやっとくる、バケツをひっくり返したように降る雨が大地を叩く音。そしてまた雷鳴。全身の毛が逆立つような感覚に襲われる。こらそこ、白い目で見るな。本当に決して今まで一度も雷に撃たれた事はないぞ。念のため。とにかくつまり音の迫力が好きなのだ。

 以上が私の雷の好きな理由である。

 さてここで知らなくても全然困らないが知っているとなんか得をする雷情報を一つ。
 ってまるで某番組のようだな(汗)ま、知っている方は、そうねぇ〜。程度で流しておいてくれ(苦笑)

 「稲妻の電圧が低いほど赤く見え、電圧が高いほど白に見える。」by如月

 私は今まで赤い雷、紫の雷、白い雷を見た事がある。もう感激の至りであった。一つだけ法則を守れば、雷は危険ではない。ので、今度雷が鳴った時はそっと空を眺めて稲妻を見て欲しい。今までただ怖いとか、ただの自然現象だろ?って思っていたのが少しだけ、そう少しだけ感じ方が変わると思う。

 そうそう先ほど「一つだけ法則を守れば危険ではない」と言っていたと思うので書いておこう。心して読んでくれ。

 「雷が鳴ったらへそは隠せ。隠さないと取られるべ」以上だ!!

 ………ん?どこからか雷鳴が。あ、これは読者の怒りの雷か(汗)へそを取られる前に、
 退散退散w

簡易日記 ●一つ上に戻る 戻る