◎恐話百鬼夜行 第十夜

059 2004/08/21

◆こっくりさん
本来ならば避けて通りたい話でした。でも今でも時々流行っているみたいなので、書いて置こうと思います。

まずは簡単に説明。
こっくりさんとは無免許で子供が戦闘機を操縦する物です。霊と言う存在を完璧に把握せずに、呼び出し質問を浴びせるなんとまぁ身勝手で命を危険に晒している行為です。以上。
でもそれだけではなんなんでどれだけ大変で危険な行為かを、私の友達Y(♀)が通っていたK学校で語り継がれる話をしましょう。


K小学校で4人の子供が死んだ。
血まみれの文房具が散乱する教室には遺体の他に
ろうそく、灰になった紙、十円玉、テープレコーダー等があった。
警察では捜査の為、テープを検証することになった。これはそのテープの内容である。

「あ、あ〜・・・・・・まわってる?」
「多分大丈夫」
「なんか、ホントに知らない人の声入ってたらどうする」
「やめてよ、気持ち悪い」
「静かにしろよ、見つかっちゃうだろ」
「そうだね」
「じゃ、はじめよう!」
「○ッちゃん、ろうそく」
「ちょっとまって・・・・・・はい」
「火事にならないかな?」
「大丈夫だって、カーテン閉めてるし、先生も帰ったから見つかんないよ」
「いい? はじめるよ」
「うん」
「いいよ」
「×太、力入れんなよ」
「入れてないよ、ほら」
「全員ちゃんと(指)置いて」
「いい?  こっくりさん、こっくりさん、お越しくださいませ、こっくりさん、
 こっくりさん、お越しくださいませ」

(中略)・・・・以下しばらく、雑談と呼び出しが続く

「全然動かないよ」
「おかしいな、こっくりさん、こっくりさん、おいでになりましたらお返事お願いします」
「あ!!」「動いた!!」「『はい』!!」「いやー」「動いてる動いてる」
「おれ、力入れてないよ」「来た、こっくりさん」

(中略)・・・・以下しばらく、騒ぐ声と質問が続く

「もお、いい?」「うん」「そろそろ帰ろう」
「こっくりさん、こっくりさん、お帰りください」「・・・・・ッ!」「『いいえ』」
「こっくりさん、こっくりさん、お帰りください」「・・・・・また『いいえ』だ」
「ちょっと、まずいよ、帰ってくれないよ」「○木ちゃんどうしよう」
「こっくりさん、こっくりさん、お帰りください」「また!!やだ、やめてよ!!」
「×西!! おまえだろ、やめろよ」「私じゃないよ!!」
「絶対、(指を)離しちゃ駄目だよ」
「こっくりさん、こっくりさん、お帰りください」「・・・・・・」
「こっくりさん、こっくりさん、お帰りください」「・・・・・・」
「こっくりさん、こっくりさ・・・」「もう、やめろよ!!」「(指を)離しちゃ駄目!!」
「こっくりさん、こっくりさん、どうすれば、お帰りくださいますか?」
「『あ』『ぶ』『ら』『あ』『げ』」「そんなの用意してないよぉ!!」
「どうしよう・・・・・・」
「こっくりさん、こっくりさん、油揚げはありません。」「動かない・・・」
「こっくりさん、こっくりさん、油揚げはありません。どうすればお帰り下さいますか?」
「『お』『み』『き』・・・・なにそれ?」「わかんない。どうしよう」
「こっくりさん、こっくりさん、オミキはありません。どうすればお帰り下さいますか?」
「『こ』『ろ』『す』・・・・・・うそ・・・」
「もう止めろよ!! ×西!! おまえだろ、やめろよ」「私じゃない!!」
「もう、やだ」(泣き声)「×村! 静かにして!!」
「こっくりさん、こっくりさん、許してください。もう、おかえりください」
「こっくりさん、こっくりさん、お帰りください」
「こっくりさん、こっくりさん、お帰りください」
「こっくりさん、こっくりさん、お帰りください」
「こっくりさん、こっくりさん、お帰りください」
「こっくりさん、こっくりさん、お帰りください」
「こっくりさん、こっくりさん、お帰りください」「・・・・・・『ひ』『と』『り』」
「こっくりさん、こっくりさん、『一人』なんですか?」
「…『ひ』…『と』…『り』…『だ』『け』…『つ』…『れ』…『て』……『い』『く』」
「やだ、やだ、やだ!!」「(泣き声)」
「こっくりさん、こっくりさん、お帰りください」「まだ、動いてる!!」
「『ほ』・・『か』『は』・・・・・・」「・・・・・・」「『こ』『ろ』『す』」
「こっくりさん、こっくりさん、許してください」
「こっくりさん、こっくりさん、お帰りください」
「こっくりさん、こっくりさん、許してください」
「こっくりさん、こっくりさん、許してください」
「こっくりさん、こっくりさん、お帰りください」
「『いいえ』」「もう、いや!!」「(指を)離しちゃ駄目!!」
「もう、知らない!! 私帰る!!」
「離しちゃった・・・・・・」
「こっくりさん、こっくりさん、許してください」「・・・・・・動かないよ・・」
「どうしよう、ねえ! どうしよう!!」「私、知らないよ! 私、しらない!!」
「やだ、(戸が)開かない!!」「鍵かけられちゃったんだ!!!」
「どうしよう! ねえ、どうしよう!!」
「こっくりさん、こっくりさん、許してください」
「いつまでやってんだよ!」「だって、帰ってもらわなきゃ!!」「窓は!?」
「こっくりさん、こっくりさん、許してください」
 シャッ(カーテンレールの音)
「いやあぁぁぁぁ!!!」「キャァー!!」「こっくりさん、こっくり・・」

テープはここで切れていた。

もう片面にはなにも録音されていない。遺体の状況から、各自の手にした血にまみれたカッター、定規、縦笛、箒、などから、互いに殺し合たようにも見えた。

学校では、各教室に鍵が取り付けられていたが、数年前から、実際に鍵をかけるのは、使われていない教室だけになっていた。事件当夜も、現場となった教室の鍵は開けられたままだった。ろうそくは途中で消えており、もし、ろうそくの明かりが点いていれば、用務員が見回りをする際に気が付いたはずである。また、窓には全て鍵がかけられていたが、窓の外側には、一つだけ、子供のものと思われる、血の手形が残されている。不思議なことに、教室からは四人の遺体が発見されたが、遺体のどの指紋もその手形とは一致していない。

声紋鑑定の結果、テープには五人の声が録音されていた。教員、生徒に確認をした所、テープ中の「○ッちゃん」と呼ばれる女子生徒を知るものは、誰も居なかった。

この事件の真相は、未だ解明されていない。


如何だったでしょうか?科学的に考えれば交霊術なんてトランス状態に陥り易い子供のお遊びと思われるかもしれない。またそれが本当で素敵な霊を呼び出す事に成功したとしても次は絶対安全だと言えないでしょう。

まとめを言うならば、霊を操る能力のないただの人間が死者の霊を自由に操ろうとする事が愚かでありまったくもって馬鹿げていると言う事です。

あなたは命亡くしてでもこっくりさんをやりますか?それともやめときますか?

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