◎我が輩はアル中猫である

077 2004/09/26

 実は如月は英語が大の苦手ある。単語もろくすっぽ覚えては折らず、満足に書けない。
 常に英語のテストは、赤点大王だ!何が悪い!?俺は日本に生まれた純日本人だ!そしてやまとなでしこが好きだ!!意味は無いが。そして俺にとって、英語なんて、英語なんて、「AUT OF 眼中」だぁぁっぁぁぁぁぁっぁ!!!はぁはぁはぁ。
 と叫んでみても日本から英語なんて無くなる訳はない(苦笑)しかし時代は進み、英語がダメな同胞のために、翻訳プログラムと言う便利なプログラムが生まれた。もう機械言語文明様様である。詳しい説明はいらないな?まー簡単に言えば、英文を日本文に、日本文から英文に変換するプログラムだ。英語よこのプログラムを使えば俺は英語の神様にだってなれるのだ、うわっはっはっはwwwまいったか、このやろ〜!!>あほか、おのれは。>(苦笑)

 しかしふと、疑問に思った。このプログラムは絶対的に信頼してしまって良いのかと。人間にしか出来ない事だってあるのではないか?と。例えば、植林や募金とか…。話がずれまくったな。戻す(苦笑)
 毎回毎回、きちんと正しい日本語に変換してくれるのだろうか?また、正しい英語に変換してくれるのだろうか?そんな疑問を持つ皆様のために(え?そんな疑問なんかない?)今日は、ある実験をしようと思う(やっと本題だw)。

 なぁ〜に特別な事をする訳じゃない。日本語→英語→日本語→…と繰り返して翻訳してみようというだけさ。もし本当に、万能で絶対的に正解文を提示してくれるのなら、何回も何回も翻訳したって元の日本文(または英文)になるはず。
 今日使う翻訳プログラムはネットで簡単に翻訳が出来る「excite 翻訳」。
 では何の日本文を使おうか……。簡単な日本語じゃつまんないだろうし…。よし!誰もが知っているであろう昔の小説「我が輩は猫である」を使ってみよう。知っての通り夏目雅子さんが著書だw…いや、違った(苦笑)。夏目漱石だ。

■本文「我が輩は猫である」より。

 吾輩は猫である。名前はまだ無い。
 どこで生れたかとんと見当がつかぬ。
 何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。
 吾輩はここで始めて人間というものを見た。



1回目 日本語→英語(A) そして日本語へ(B) 解説(C)
(A)
I am a cat. There is still no name.
It was born where or aim does not stick entirely.
Only NYANYA 泣いていた事 has memorized anything in the gloomy damp place.
I began here and looked at a thing called man.
(B)
私は猫です。名前はまだありません。
それは生まれました、どこで、あるいはねらう、全く突き刺さるとは限りません。
NYANYA泣いていた事だけが、暗い湿っている場所の何でも記憶しました。
私はここに始めて、人と呼ばれるものを見ました。
(C)
最初の文章と最後の文章は一緒ですねwってかでも、既にちょっとヤバイ(苦笑)
「どこで生れたかとんと見当がつかぬ。」が「全く突き刺さるとは限りません。」と
何が突き刺さるのか解らないけど変化してしまった。ねぇ何が突き刺さるの?猫ちゃん。
しかし、翻訳しきれてないじゃん!!どうした、excite 翻訳!



2回目 1回目の日本語(B)→英語(A) そして日本語へ(B) 解説(C)
(A)
I am a cat. There is no name yet.
it is where that was produced or it aims -- it is not necessarily pierced at all the damp place where having cried NYANYA is only dark -- anything -- having memorized .
I began here and looked at what is called people.
(B)
私は猫です。名前はまだありません。
それはそれが生産された場所です、あるいは、それはねらいます――記憶したことは、必ずしもNYANYAと叫んだことが単に暗い(何でも)すべての湿っている場所に貫通されません。
私はここに始めて、人々と呼ばれるものを見ました。
(C)
さぁさらに崩れてきました(笑)「暗い湿っている場所の何でも記憶しました。」が
「暗い(何でも)すべての湿っている場所に貫通されません。」に…やはり変。
そしてやっぱり貫通されないと言っています。だから猫ちゃん、何が貫通されないの?
以下、最後の行は省きます(「私はここに始めて、人々と呼ばれるものを見ました。」)。



3回目 2回目の日本語(B)→英語(A) そして日本語へ(B) 解説(C)
(A)
I am a cat. There is no name yet.
It is aimed at or it is the place where it was produced.
-- Having memorized necessarily penetrates in no damp places where it
is only dark to have shouted, NYANYA (anything).
(B)
私は猫です。名前はまだありません。
それは向けられます。あるいは、それは生産された場所です。
-- 記憶したことは、必ずしも叫んだことが単に暗い湿っている場所に浸透しません、
NYANYA(何でも)。
(C)
「どこで生れたかとんと見当がつかぬ。(原文)」が「それは生産された場所です。」に
変わり何かが生産されたみたいです。
しかし詩人的ですね。
「――記憶したことは、必ずしも叫んだことが単に暗い湿っている場所に浸透しません、」
確かに記憶した事は暗い湿った場所でなくて明るい記憶の中にあるのかもしれませんね。
なんか猫ちゃん、ちょっと壊れたかと思ったら詩人だったのですねw素敵です、猫ちゃんw



さてしばらく回数を飛ばしながら書きますね。



6回目 5回目の日本語(B)→英語(A) そして日本語へ(B) 解説(C)
(A)
I am a cat. There is no name yet.
It is turned. Or it is the generated place.
-- Having memorized is a which [ that is NYANYA (anything) / that does not only
permeate one dark damp place ], crying-necessarily, and の sake.
(B)
私は猫です。名前はまだありません。
それが回されます。あるいは、それは生成された場所です。
―記憶したことはそうです、1つの、どれ[それはそうです、NYANYA(何でも)/それは行う、だけでなく、1つの暗い湿っている場所に浸透する]、必ず叫ぶこと、またの目的。
(C)
どんどん原文から別の意味の話になりつつありますね。。。。
しかも何かが回されているらしいです。。。一体何が?この話はミステリーに
変貌しつつありますね。。。さっきは詩人だと思ったのですがもしかしたら、狂人かも
知れないと思い始めました。
だって[それはそうです、NYANYA(何でも)/それは行う、だけでなく、1つの暗い
湿っている場所に浸透する]、必ず叫ぶこと、と叫ぶことを強要している。。。
猫ちゃん、もうまともな猫ちゃんに戻れないの。。。?(;_;)クスン、クスン。



9回目 8回目の日本語(B)→英語(A) そして日本語へ(B) 解説(C)
(A)
I am a cat. There is no name yet.
It is turned. Or it is the generated place. execution-] and which -- NYANYA (anything)/[-- the (it is right and it is one and which [) right memory] -- to which it performs it -- the following purpose which surely shouts in quest of it and permeates one dark damp place instead of だけ
(B)
私は猫です。名前はまだありません。
それが回されます。あるいは、それは生成された場所です。――の[それは記憶する、どれ、そしてそれ、また右(カーブ)事態である]酒は叫びました、のために――確か--そして次の目的[[1]――それ]その中でそれは現われます、そして正しい、それは、NYANYA(何でも)/itの代わりにのみ1つの暗い湿っている場所に浸透します、また実行すること--事態
(C)
なんだかすごい事態です!!何かが回されて生成されて記憶したら右(カーブ)で酒が
叫んだんだって!!!どこから出したのお酒を、ねぇ猫ちゃん?それは猫汁ですか??
しかも酒が叫ぶと何かが現れるって。。。。黒魔術の内容だったのね??



12回目 11回目の日本語(B)→英語(A) そして日本語へ(B) 解説(C)
(A)
I am a cat. There is no name yet.
It is turned. Or it is the generated place. It is [to ask. -- It is] it the it of whose it appears such, and memorize at a being [ it ] sake, and is a 権 (curve) situation./(it exists) and purpose [1 [the following] (curve)]. /which it comes out so and has it -- the osmosis, the execution, and it with which one and the place are moist to ----, a NYANYA (anything) right / which [ it ] -- then, it -- instead, the twilight which accepts and appears -- the alcohol of] alcohol sake -- of 、 -- moreover, it cries That's right [ they / right ---- and right them ].
(B)
 私は猫です。名前はまだありません。
 それが回されます。あるいは、それは生成された場所です。それは尋ねます[――それはそのように現われて、あるのために、記憶されます、そしてそれ、その、それは権(カーブ)状況である]。/(それは存在しています)そして目的[1に[次の](カーブ)]。
それがそうである/----、NYANYA(何でも)権/それ、どれに、1つ、場所の湿っている浸透、実行およびそれがそれでそれにその代わりにのみ現われる日暮れ。――]アルコールのアルコールのために、の――、また叫ぶ。正しい----およびそれらはそうです。
(C)
もう全く意味が解りません!!指示語のオンパレードです!!
きっと猫ちゃんは酒を飲み過ぎておかしくなってしまったのです。だって
「アルコールのアルコールのために、の――、また叫ぶ。正しい----およびそれらは
そうです。」だそうです。。。悲しくなりました。夏目漱石の「我が輩は猫である」の
真の話は「我が輩はアル中猫である」になってしまうのだもの。

 ……ねぇ猫ちゃん、今夜綺麗な星が瞬く中で飲む酒は、どんな味がするんだい?

 調べた結果、所詮はプログラム…。きちんと訳せない代物でした…。

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