◎白衣の堕天使

080 2004/10/06

 これぞ修羅畜生の這いずり回る暗黒地獄絵図。
 ここまで人間が腐るものかと感じた事件。コンクリ事件にしろ、幼児虐待にしろ、毎日毎日どうしてこうも日々残虐な事が出来るものかと本気で悲しくなる。もう犯人と法的に決まったらさっさと動物実験並に使われて果ててしまえ!そして地獄に落ちれ!!!

 ってすいません。かなり興奮と言うか憤慨と言うか…。しかし毎回思うのだが、私は何も役に立ってない…。ただ怒りを露にし雑文に叩き付けているだけ。そして決して間違った事を言っていないかと言えば、答えはNO。ただの自分の持っているちっぽけな正義感で書き上げているに過ぎない。何かを変える力も無ければ、犯罪の抑止力になるかと言えばこれも出来ていない。ただ無力の産物である…。
 ま、それは置いといてと。

 今回、私の心をえぐった事件はこれ。
「患者爪はぎ いじめ腹いせに犯行か 逮捕の看護助手「ピンセットで」」
 京都市南区の十条病院で寝たきりの入院患者のつめがはがされた事件で、傷害容疑で逮捕された看護助手、佐藤あけみ容疑者(三〇)が「いじめにあっている」と同僚に相談していたことが三日、分かった。佐藤容疑者がいじめの腹いせに犯行に及んだ可能性もあるとみて詳しい動機などを追及している。佐藤容疑者はこれまでの調べに、「ピンセットではがした」などと供述。九月三十日には別の女性患者四人のつめがはがされる被害があり、いずれも二日の事件と同じ特殊疾患病棟の入院患者であることから、府警は余罪とみている。うち一人は片足の五指すべてのつめがはがされていた。調べでは、佐藤容疑者は二日昼ごろ、女性患者(七六)の左手の中指、薬指、小指のつめをはがした疑い。女性患者はまひのため抵抗できない状態で、病室には同容疑者がはがしたとみられるつめがあった。
 だそうだ。

 ただただむかつくだろう?何が苛めに遭っていたからやっただ?何が結婚生活が上手くいってないから(他のニュースソースより)やっただ?仮にも人の命を扱う職業の看護婦が人の命や心を脅かすとは一体全体どう間違えればできるんだ!お前一回死んで詫びれや。

 人の生死に毎日立ち会えば悲しむ事や喜ぶ事の感覚が麻痺すると言う事は言われているし私も現職の人間から良く聞くから無表情になったり、何も思わなくなる事は理解できる。だがそれは仕事に影響があるからだし、私生活に影響があるからと言う防衛本能がなせる技。それをだな、仕事をミスして先輩に怒られた事を「苛められた」って勝手に脳内変換して、患者を唯の物の様に扱いそしてストレス発散機のように使ってしまった……30にもなってなんだその言い草は。。。一回幼稚園からやり直せぼけ!こら!カスがぁ!!と声を大にして言いたい。

 で、ここでやはりいろいろな犯罪を紐解いて共通項を探してみると、やはりと言うか当然と言う話になってくるのだけど、自分よりも弱い立場の人間(または動物)にしか何も出来ない糞共だと言う事が解ってくる。
 強い者に言われる→弱いから何も言えない→ストレス貯まる→性格が卑屈で卑劣になる→
弱い者を探す→一回考える(良いか悪いかを(まぁそう言う気持ちがあって欲しいと言う如月 の小さな願いでもあるが))→また強い者に言われる→弱いからまた黙る→ストレス貯まる→どんどん性格が卑屈で卑劣になる→弱い者を探す→実行→バレルまでやる→エスカレート。

 これがきっと今回の犯罪のメカニズム。まぁコンクリ事件はそうでなかったけど。でもこれって正直どこで断ち切る?もちろん犯人を庇護つもりはないけどでもふとそう考えた。どこかで誰かが救い手を差し伸べなければ多分この悪循環は終わらないね。まぁ大体が警察沙汰になってやっと終わるってのが当たり前なのだが…。
 ただ今回の容疑者は最初の頃に何度も救いの手を差し伸べてくれているはずなのね。往々にしてこう言う犯罪者は誰も救ってくれなかったと言うがきっとそうじゃない。だって命を扱う仕事だからミスは許されない。だから叱責もするんだし、それが叱責された方もした方も成長に繋がるなると思う。だからその容疑者の為にいろいろ言っていたんだと思う。

 まぁでも本当に「イジメられて」いたらそれこそ救いようが無いのだけど。。。
 だけどそう考えても、この事件は許されはしないでしょう。麻痺して防御できない人間のしかも爪を剥ぐ。これはもう拷問としか言いようが無い。こんな事するのなら自傷でもして自分一人で痛みを味わい勝手に満足してろや!てめぇの勝手な被害妄想で、見ず知らずの人間がどうして痛みを分かち合わなきゃいけないんだ?!このクソボケがぁ!!!
 考えてみたか?一枚一枚指から爪を剥がされる痛みを!滴り落ちる血を見ながらどうしてこんな事をされなきゃならないのかと言う疑問と憤りを!悔しいのに何も出来ない無力な自分に更に無力だと追い討ちをかけてしまう切なさを!例え刑が確定しどんな重いものだったとしても、それでてめぇの罪が無くなる訳じゃない!いっそのこと両手両足の指を折り全部の爪を剥がされてしまえ!てめぇ如き畜生野郎が命を扱う職業に就くなボケェが!!!

 まぁとりあえず犯人に集中砲火で言ってはいるが、これってたぶん普通に生活していたらうちらだってやりかねないかもだけど…。何時の間にか強い者にへつらう(社会生活でも学校生活でも)。そのストレスが何時の間か肉親や気を許せる人間に当たってしまう。平々凡々な生活を送っているとしてもいつ心のタガがはずれて第2の佐藤あけみ容疑者になるかもしれないし…。ただ思う。毎回「社会の中心で怒りを叫ぶ」シリーズを書く度に遣る瀬無さしか残らない。本当だったらもっと楽しくお馬鹿な雑文のみを書いていれば良いのかもしれない。でもどうしても叫びたくなるのだ。例えそれが偽善と罵られようと。例えそれが訪問者集めの姑息な手段と陰口を叩かれようと…(まぁたまにはそれで凹む時もあるが(苦笑))。何の役に立たなくとも、いつかは犯罪の抑止力になる事を願って…。

 甘い戯言であるかもしれないけれど

 ってか弱者と呼ばれてしまっている、それでも一生懸命に生きる人間を苛めるな。
 頼むよ。

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