◎醤油ご飯VSソースご飯E

132 2005/05/26

※前回までのあらすじ※
  如月の考えた醤油ご飯シンパ奪還への一歩として最後まで如月についてきた、
  家臣Aと家臣Bと家臣C達をソースご飯とマヨネーズご飯の首領の元に送り込んだ。
  内部に入ってからの行動をリアルタイムで見れる訳が無いので前回からそれぞれの
  家臣達の行動を家臣達の証言により書き出し始めた。前回は家臣Bの話しを書いた。


◆家臣Cの話し(戦いの最中と戦いが終結した後に聞いた話しを纏めたもの)

 醤油ご飯?へっ、俺は対して好きじゃない。まぁソースご飯もマヨネーズご飯もな。ただたまたま醤油ご飯が流行った階の食堂に、たまたま俺が居ただけだ。仲間だとか如月の家臣だとかはっきり言ってどうでも良かった。ただ詰まらない病院生活で刺激が欲しかっただけだったんだよ。だから没落していった醤油ご飯の側に付いて暴れてやろうと思って、俺は、移動しなかっただけだ。これがソースご飯の方が人数が減っていたら俺は間違いなくソース男に付いていただろうな。

 とりあえず俺は暴れたかった。如月の起こす計画で一暴れできそうな雰囲気だったから、話しを聞いてやることにした。命令を簡単に纏めてみると、兎に角、ソース男とマヨネーズ男が何時の間にか喧嘩状態になるように仕組めって事らしい。なかなか面白そうだ。

 だから俺はマヨネーズ男に会いに行った。しかし期待は裏切られた。男だと最初は考えていたのだがどうやらマヨネーズ女だった。

 …まいったな。これじゃ喧嘩を仕掛けさせたくても難しいじゃないか。

 マヨネ女「なんで別棟の人間がここに居る?」
 家臣C 「マヨネーズご飯を食いに」
 マヨネ女「ふ〜ん。でもお前、醤油ご飯の家臣Cだろ?」

 …ちっ。顔は売れていないはずなのにな。

 家臣C 「元醤油ご飯の元家臣Cだ。今は何処にも所属していない」
 マヨネ女「今、醤油ご飯が劣勢だってね。」
 家臣C 「そうらしいな。俺の知った事じゃない」
 マヨネ女「もういいだろう。お前は確か、、、そうだ劣勢大好きの異名を持つCだろ?」
 家臣C 「ほぉ〜。こんな辺境にある別棟でも俺は有名なのか?」
 マヨネ女「いや、有名ではない。ただ仲間に調べさせていただけ。たいした理由はない
      対岸の火事を眺めて楽しんでいるだけ。で、何の様、ここに来た理由?
      事と次第によっては…」

 …可愛い顔して結構過激な女だな、おい。仕方が無いか。とりあえず話しておくか。と、言う訳で最初は罠に落としいれて動かそうと思っていたのだが、その予定を変更する。もう誤魔化しはマヨネ女には聞かないと思えたしな。

 マヨネ女「で?」
 家臣C 「で?」
 マヨネ女「我等を巻き込んで醤油ご飯シンパを取り返す餌にしようとしていた訳ね?」
 家臣C 「まぁそうなるわな」
 マヨネ女「我等も地に落ちたものね」
 家臣C 「まぁ如月があほなだけだ。とりあえずもう忘れてくれ。この作戦はお前に
      ばれた瞬間に意味を成さなくなる」
 マヨネ女「随分、諦めの良いわね?」
 家臣C 「無駄に暴れたくない。暴れるなら正々堂々と暴れて相手を叩きのめしたいのが
      本音だからな。ま、対岸の火事だと笑って過ごしている奴等じゃソース男が
      馬鹿にし歯牙にも掛けないのは解るがな」
 マヨネ女「…どういう意味?」
 家臣C 「言葉通りの意味だ。所詮は野菜から米にマヨネーズをかけるだけで無駄に
      コレストロールを高めるあほな奴等には、対岸の火事を見て楽しむだけにして
      置けって事だな。ソース男に何を言われてもお前らは腹が立たないらしいし」
 マヨネ女「…そこまでコケにされるなら乗ってあげてもいいわ」
 家臣C 「なんだ、プライドでも傷付いたか?」
 マヨネ女「私にそこまで言う男は初めてだからあなたを観察する為に裏協定を
      結んだだけよ」
 家臣C 「…まぁ好きにすればいい。俺としては手助けしてくれるなら助かるしな」

 そして俺は段取りやら何やら話しまくった。この戦いが終わったら俺はこの女のそばに、いるだろう。よく見りゃなかなかのいい女。血気盛んで何か面白い事をやらかしそうだし。
 まぁ段取りが整ったからあとは如月の腕しだいだな。とりあえず俺はもうやる事無いからしばし傍観と決め込むとするか。醤油ご飯シンパの奪還の決行の日まで。

                        醤油ご飯VSソースご飯Fへつづく!

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