◎芸人を笑うということ 2万HIT雑文

138 2005/06/01



 ◆広河たずね様の創作雑文
 :挿入文章A  
お笑い」「兎に角
 :挿入文章B  
D会話を「」を使って挿入する。

「ホーキング青山」という人がいる。
実際にこの人を見た事は無いのだが、たまに本屋で著書を立ち読みしたりしている。
いつか買って読もうかと思っているのだけどなかなかレジに持っていくまでには至らない。

ホーキング青山。
史上初の身体障碍者の
お笑い芸人である。

スポーツ記者、乙武洋匡のように、
電動車椅子に乗り各地でお笑いライブを行っているらしい。
私はまだこの人のお笑いに触れたことが無いのだが・・
「笑えるのか?」
この点がとても気になる。
しかもこの「笑えるのか?」は2種類に分かれる。
身体障碍者という事が気になって面白がれるだろうか?
身体障碍者という事を抜かしても本当に面白いのだろうか?
・・何にせよ、一度見てみたい。

いわゆる健常者にとって障碍者はお笑いの対象になりにくい。
見た目や動く早さに障害を背負って、それでも健気に生きてる
だから笑ったりからかったりしては
いけないという刷り込みがされているからだ。

ホーキング青山も著書の中で言っていた。
客が同情の目で見るから、なかなか笑ってくれない。

健常者の芸人が、障碍者のようなボケをかますと笑えるのに
障碍者の芸人が、自分の障碍を笑いに使うのは、おかしい事だろうか。
笑いを追求するプロとして、自分の持てるものを利用してるだけのはずなのに。
・・・なんて
偉そうな事を言いながらも、実際に青山のライブを見れば
自分の考えが薄っぺらいかどうかはすぐに分かる。

これは世間に対する一つの試験であるような気がする。
ホーキング青山は自分をダシに世間に挑んでくる。
「おまえは笑いというものを知っているか?」と。

しかし、そもそも青山のネタは笑えるのか?そこが
兎に角、気になる。
私は、障碍者だからって同情して笑ったりしないからな。

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