◎プロジェクト×(ペケ) 研究者たち 2万HIT雑文
145 2005/06/24
◆うさぎびと様の創作雑文
:挿入文章A 「世界」「プロポーション」「デート」「涙を」「大切」
:挿入文章B 「D会話を「」を使って挿入する。」
◆お題その1
:書き出し 「そうか!だから汗をかくんだ!」
:挿入文章@ 「明日は元気が出るような」
:挿入文章A 「やっぱりキーパーソンは、」
:書き終り 「こうして僕らは旅に出る。」
※実はお題提供修正前に仕上げた作品で、このまま提出しないで行こうと思ったのですが、
このまま眠らすのは勿体無いので、お題提供修正後の題材を盛り込み修正を加えて作った作品です。
なので初期設定も楽しんで欲しい為「お題その1」を書き添えてみました。byうさぎびと様より
「そうか!だから汗をかくんだ!」
「何!とうとう判ったってのか!?」
「ああ、これで俺たちの理論はまた一歩前進したぞ!!」
ここは早稲田大の隣に位置する国立バカ田大学の、心因性身体現象研究室、通称インゲン研である。ここでは若い研究者達が、精神、感情の変動によって起こる身体現象、例えば、大事な試合の前日に片思いしているカワイコチャン(死語)に一言「頑張って」と言われただけで、明日は元気が出るようなそんな気分になり、本当に体調が良くなる、ましてやデートしてだなんて言われたら稲妻シュートだろーがスラムダンクだろーがおちゃのこさいさい(死語)になってしまう。そんな精神と身体の関係を全て明らかにするため、日夜汗水鼻水流しながら研究しているのだ!!これは、そんな熱き研究者達の真実の姿を記したドキュメンタリーである!!!
「それで一体何が決め手だったんだ?」
「やっぱりキーパーソンは、吉水さんだったんだ!」
説明しよう!吉水さん、本名吉水稔はこの研究の協力者の一人である。身長162.3cm
体重100とんで3kg、スリーサイズは上から120!100!120!ボンキュッボン(死語)のナイスプロポーションの26歳、乙女座のナイスガイ(死語)である。彼は元来惚れ易く、ストライクゾーンは下は3歳児、上は59まで(定年前、という点にこだわりがあるらしい)と非常に広い為、恋愛と身体現象の研究の為に協力を仰いでいたのだ!
「脂汗とはその名の通り脂肪分の混じった汗で、今まで苦しい時、そのフラストレーションによって発現するもの、と考えられていたが、吉水さんは違ったんだよな。」
「ああ、彼の場合は嬉しい時、楽しい時、イチャイチャしている時(死語)でも汗に脂肪分が混じっていた。これではその定義が覆されてしまう。初めは平常時でも恋愛の不安、失恋のショックなどを抱え込んでいるからでは、と考えていたが、彼の心理状態の解析を進めてもそれらの要因は何ら発見されなかった。」
「第一、吉水さんは若年性健忘症気味だもんなぁ。」
「ああ、そんなに深く考え込むような事自体が無い。」
要するに、バカだったのだ!!
「じゃあ何故、吉水さんの汗は脂汗になるんだ?」
「俺たちは彼の精神的特長にしか焦点を当てていなかった事が問題だったのだ。これを見る!吉水さんの体脂肪率は50%を超えている!こんなにも脂肪に溢れているではないか!」
「そうか!吉水さんの熱いパッション(死語)が、その人より多い脂肪分を常に溶かしているから、彼は常に脂汗なんだ!!」
「ちゅーかそれ、心理関係ないやん。ただデブなだけじゃんよ。」
大学見学に来ていたうさぎ(当時18歳)の鋭いツッコミが、研究者達の胸を突き刺した!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「そうか、俺たちは研究に没頭するあまり、大切な事を見失っていたのだな。策士、策に溺れるとはこの事か。」
「俺たち、まだまだ未熟なんだなぁ。もっと広い世界を見なきゃナウなヤングにバカウケ(死語)には遠いみたいだ。」
「そうだな、世界を見てこよう。」
涙をこらえながら、こうして僕らは旅に出る。