◎ネタが出ない日は

157 2005/07/31

 「ひどいわ!!」

如「何がだよ。俺はいつも君を大切に扱っているじゃないか?!」

 「そうやって安直な言葉で逃げることが既にひどいの!今日は徹底的に話しましょ!」

如「だぁ〜かぁ〜らぁ〜何が不満なんだよ!!」

 「態度全てよ!甘えたい時だけ猫撫で声出して擦り寄ってきてさ!私は貴方の何?」

如「そりゃぁ大切なパートナーに決まってるさ。貴女がいなかったら成り立たないし。」

 「何が成り立たないよ!そうやって持ち上げるだけ持ち上げといて、必要ないときは、
  いつだってほったらかしじゃないのよ!!」

如「そんな事無いってば!貴女がいたから今日までやってこれたんだよ。」

 「ふん。そうやってまた私から何か引き出そうとしているのね!この人でなし!!」

如「おいおい。それはちょっと言い過ぎだろう。」

 「そんな事無いわよ。先月、私が体調悪いからって見舞いの電話もなかったじゃない!」

如「それはだってほら…」

 「ほら、なによ?なんなのよ!!言ってみなさいよ!!ほらほらほらほら!!!!」

如「そうやって捲くし立てるなって。今言うから。…ほら体調悪い時に電話しても
  貴女の体力を奪うだけだし」

 「はい、でましたよでました。そうやって本当は私が役に立たないからって見捨ててた
  くせに!自分に利益が無いとすぐこれだ!だから何時まで経ってもうだつの上がらない
  万年平社員なのよ!!お前は!!!」

如「今…なんて言った?おい!今なんて言った!」

 「あら?聞こえませんでした?こう言ったのよ!耳の穴かっぽじってよくお聞き!!
  私は『 う だ つ の 上 が ら な い 万 年 平 社 員』と言ったの!」

如「それは言っちゃいけないだろう?ってかなんだよそれ!!お前だって俺が体調悪い時に
  お構いなく遊び呆けてるじゃないか!そっちの方がひどいじゃないか?!」

 「え〜そんなことなくってよ、おほほほ(汗)」

如「そうやって笑って逃げるな、このでしゃばり女!!」

 「は?でしゃばり女?それはそっくりそっちにお返しするわ!お前こそでしゃばりだから
  中身の無い無駄に大きな家を建てたんでしょう!!え?毎月こっちは火の車よ!!」

如「そ、そ、それをどうにかするのがパートナーの役目だろ!」

 「ふ〜ん。どうにかする?稼ぎが少ないからどうにもならないわよ!そういういっぱしの
  口を利きたいなら次長か課長にでもなってから言いなさいよ!ヒラ!!」

如「また言ったなぁ!それは口が裂けても言っちゃいけない言葉だろ!」

 「何度でも言ってやるわ!ヒラ!ヒラ!ヒラヒラヒラヒラ!!このヒラ男!内容も駄目!
  人としても駄目!素敵な所があるのなら見つけてあげたいわ!ま、砂浜で一粒の米を
  見つけるよりも大変だろうけどね。ふふふ。」

如「…すまんかった。俺が悪かったよ…なぁ…機嫌治してくれよ…」

 「あら?急に塩らしくなっちゃって。いったいどういう風の吹き回し?」

如「いや、いろいろ思い出したんだよ。始まった頃の思いとか…俺少し貴女を軽く見てた。
  だからこうやって爆発させちゃったんだろうな…正直本当にすまんかった…」

 「解ればいいよの解れば。私が黙ってしまったら貴方は身動きが取れないんだからね。」

如「うん、充分解ってるって。ほんとゴメンな。」

 「わ、解ってくれればいいのよ。そうやって塩らしくされちゃうとちょっと狂うよ。」

如「ほっ…」

 「…ん?『ほっ』ってなによ!?まるでやっと五月蝿い女が静かになった的なその安堵の
  溜め息は!やっぱそうやって反省したふりしてやり過ごそうと思っているのね!
  このヒラ!!」

如「いや(汗)その(汗)ほら(汗)それは貴女が気にしすぎってことで(汗)」

 「そんな言葉で逃げられると思ってるの?!!!ヒラ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」

如「あ〜〜〜〜もう!うっさい!何時までも醜態晒してないでネタくれ!!」

 「ほぉ〜ら、本性が見えた!やっぱ所詮私はネタだしの女よ!貴方にとってみたら!」

如「あ、う、そうじゃないって!今のはつい…」

 「ついで出てくる言葉、それは本音なのよ!き〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」

如「そんなことないってばぁ〜〜〜〜〜〜〜〜でも兎に角、ネタくれよぉ;;」

 「だぁ〜かぁ〜らぁ〜やっぱし、私は所詮、ネタだけの女なのねぇ〜〜〜;;」

 とまぁいつも雑文を書く時、自分の中の「思考」「記憶」「センス」=「ネタだし女」と思い込みながら脳内喧嘩をしつつ雑文の構想を練っていたりしますですます(汗)
 もちろん実際の女性にはこんな酷い事は言いませんよ(汗)ってか言えません(苦笑)
 でも、実際にカップルの口喧嘩…いいや痴話喧嘩ってこんな感じでさ、なんとも羨ましい遣り取りだなぁと書きながらふとそう思いましたとさ(苦笑)だって絶対この後、仲直りして優しい時間を過ごすんだろうなぁって思えるからさ。でも、あんな罵詈雑言を如月は絶対に言いませんからね(汗)飽く迄もネタですからねこれ(汗)

 でも痴話喧嘩。憧れるぅw>をい。

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