◎詩仙庵を通じて

184 2005/09/18

 自分でもちょっと驚いてる。うんとね。文章の長さに。如月は本来作文とか、文章を書くって事が凄く苦手だったんだ。読書感想文なんて、苦痛以外の何者でもなかった。詩だってもし世界中で、詩の書き方の決まり事なんてあったとして、○○字以上○○字以下は詩じゃないなんて事だったら今日まで詩を書き続けられなかったと思う。

 それほど如月は文章を書く事が苦手ってか大嫌いでした。詩仙庵を作り今こうして雑文を書いたり、日記を書いたり、詩の感想を付けさせて頂いたり…ほんと、過去の自分からじゃ全然想像もつかないよ。国語だって文章作成以外は割と得意だったけど、文章作成になると「もうちょっとがんばりましょう」なんて言われた事もあったくらい。

 それが今はどうだろ?日記で、確かにダラダラと書いてはいるけど、あれだけ書き上げる自分に正直日々戸惑っている。だからってまともな事を書いているかどうかは読んで頂けば明白で、決して「如月は文章を沢山書いてます!」と胸張って言えはしないのだけど(汗)

 でも詩仙庵を通して自分を出す事最近覚え始めてる。普段の如月は論争や言い合いなんて大嫌いでいつも人に言われるがまま「はいはい」と生きてきた部分が多い。勿論そんな中で手を抜ける部分は手を抜き、逃げれると解ればそれなりに逃げたりもした。だってやっぱり人との摩擦って苦手です。幼い頃から他人の喧嘩を沢山見てきたってのもあって、言い合いってなんてこんなに醜いのだろう?どうしてもっと相手を受け入れながら話しが出来ないのだろう?自分自分って言いまくって何が楽しいのだろう?ってずっと思ってきたから。例えそれが正しい論争であったとしても幼い頃の如月にとってはただの喧嘩にしか見えないし、それに意味なんて見出せなかった。だから論争や喧嘩になりそうな時はいつもおちゃらけて回避してきたんよね(苦笑)自分が引っ込んでれば相手が満足するんでしょ?勝手に自滅して下さい。他人から見たらあなたかなり滑稽で頭の弱い人にしか見えないよ?そんなに優位に立って何が楽しいの?人の悪口正々堂々と言って笑いにしてそれあなたの評価を下げてるの解らないの?実は結構頭悪い?って。どこか冷めすぎた子供で生きてきちゃったかも(汗)

 だがこの詩仙庵を作り、自分の伝えたい事を発表できる事に今更ながら自分を出すと言う事の大切さを改めて実感してる。この詩仙庵は他人から見たらきっとただの趣味のサイトであり、それ以上でもそれ以下でもないと思う。それが普通の意識なのかもと思う時もあるのだけど。でも如月側から見るとこの詩仙庵は自分の一部であって、唯一自分らしさを出せる大切な場所でもあると思ってる。

 もしかしたら「ネット上で、自分らしさを出せてもねぇ」なんて言われるかもだけどさ、自分を出すって得意不得意がはっきり分かれる世界で、リアルの世界でどうやったって表に出せない人間もいる。それが如月だったりする訳で。だから本当に今如月にとって詩仙庵が大切な場所であって詩仙庵があるからネット上以外でも「如月」または「○○(実名)」って本体を保っていけてると思ってたりするのね。
 ただ決して詩仙庵に依存している訳じゃないんだ。自分を出す為のきっかけを詩仙庵が、気付かせてくれたって感じ。だから大切だと言えるんだきっと。それって他の事例に例えるならば、恋人が出来てその恋人に、自分の出来なかった事を気付かせてもらいそれを出来る様になり自信を持つ事が出来て、だから恋人のいない時間(仕事中とか)でも自信持って生活できる事と同じなんだよね。いやそれは違うだろうって声が聞こえそうだけど如月は、そう思う。たまたま自分をきっちり確立して表に出すきっかけが人かサイトかと言うだけだと。

 さらに文章を書くだけで自分の粗も長所も短所も見えてくる。皆さんはどうだろう?
 何かを人に伝えるって絶対文字や画像だけの世界では、物怖じしてちゃだめだと覚えた。きっと人に何かを伝えるってさ現実に会っている時ならば、後から追随して言えたりできる(勿論、言えない時だって圧倒的にあると思う)けどでもネットでは先にババンッって伝えなければ伝えたい事なんて一気に流されてそこで終わってしまうんよね。そして改めてそれをもう一度掘り起こすってうまくいかなったり…。だからこそ、何かを書きながら何かを作りながら、今まで知らなかったまたは知りたくなかった自分の影をきっちり見つつ文章を書くって、大変だけど如月には一番性にあっていると思うのね。そうした上でさ、伝えたい事をきっちり伝える。これ、当たり前だけどそれを改めて知れたってとても実りがあると思う。

 ちなみに今回の雑文は愚痴や鬱ではなく、詩仙庵と如月の関係についてをテーマに書いてます。普段面と向って他人に詩仙庵って如月にとってこうなんだよって言う機会もないし、たまたま雑文のネタがなかったから書いてみた(この行をそのままの意味でとらんでね(笑))

 まだまだ人間として詩書人として雑文書きとしても、弱っちい如月。でも本当に詩仙庵に出会えて(いや、創ってが正しいかな)本当に良かったと思う。なんとなく今日は詩仙庵に、日々支えてもらってる気もするので、感謝の意とこれからももっともっと自分らしくを醸し出せるようにと祈願を込めて、これにて今回の雑文を終了します!

 追記
 あわよくばこの詩仙庵が訪問者に何か影響を与えるそんな(かなりおこがましい話だけど)場所であるようなサイトになれたらと心から願ってやまない。ただそう言っても如月自身の成長が限りなく必要である事は明白な訳で、日々是人生精進を胸に、生きて行こうと思う。そして日々詩仙庵をよりよくして行こうと思ってます。

 長々とこの雑文に付き合って頂いて、心から多謝多謝。

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