◎10年禁断の書 10万HIT雑文
218 2006/07/05
◆歩(あゆみ)様の創作雑文
:題 名 「10年禁断の書」
:書き出し 「最初の1行目に必ず自然を組み込んで書き出す。」
:単語挿入 「うきゃw」「嘘」「ダメです」「○│ ̄│_」「別れ」
「全然解らん」「ムキ〜ッ」「願わくば」「春雨」
:書き終り 「自然を組み込んで終らせる。」
夏の光がもう少しで差込みそうです。
タイトル、大袈裟につけちゃいました。うきゃw
でも嘘じゃありませんヨ。
私はその季節を逃したらその年には読まない本があります。読めなかったものなら、もう、ダメです、その年。〇| ̄|_
なんといってもその年はこの本とお別れになっちゃうのですから。翌年の初夏まで、お別れなんですヨ。涙、涙。スコールです。何!?全然解らんって!?ムキ〜ッ。だってもう夏が来ちゃったんだから、夏の涙は春雨じゃなくて、スコールに譬えるんです。
いけない、いけない、ここは冷静になって、っと。
それは、レイ・ブラッドベリの『たんぽぽのお酒』という本です。私はこの本をもう10年読み逃しているのです。
この本の初めには少年が初夏の訪れを感じ取る場面が描かれています。その少年の心がとても喜びに満ちて、詩情溢れているんです。
私はこの夏の訪れを感じる少年のときめきを自分も同じように味わいたくて、初夏を私が感じたその年の最初の日から数日以内にしか読まないようにしています。
今年は初夏の訪れをキャッチ出来てこの本を開けました。なんと、10年ぶりです。まだ全部は読み終わっていません。本当はもっと早く読み終えなくてはならないのですが、こちらは梅雨明けがまだなので、まだ、この本を読み続けることを自分に許しています。
晶文社発行で、北山克彦さん訳です。この本には挿絵もあります。 長新太さんの絵です。皆さまもどこかで目にされたことがあるかもしれません。
その時期を過ぎたらその年には読まないことにしている本が皆さまにはおありですか?私だけなのでしょうか・・・?
あ、お時間が来たようで・・・。
願わくば、来年の夏の訪れの日にも、この本を開けますように・・・。