深い霧の中 俺は迷っていた そこには 老兵が立っていた 老兵は目を上空に泳がせて俺に言った ――この霧はいつ晴れるのだろうか? 俺は答えなかった ――そうか お前の心が晴れぬ限り霧は…… そう言って老兵は消えた
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