罪人の誘惑に誘われてすぐ
心を改造した
アイツが遊びやすい様に
零歳で立派な玩具
心揺れるたび真新しい傷が増えた
心揺れるほどアイツは喜んだ
汚れた思考のアイツが言う
――「胸を切り開いてお前の心を
その目で見せてやろうか?」
「喜んで」と答えたら子供の様に笑った
――「流石が罪人だ」そう言って笑い続けた
六十七度目の心揺れた日
違う罪人になるため
心に酸をかぶった
アイツの興味を削ぐために
アイツはあっさり
俺を捨てた
今日から本当の生き甲斐の始まり
肥溜めの中で産声をあげた