◎修羅

血を好み
剣か手裏剣か
どちらを持つか悩んでる

昨日の連続の時間の中で
今日は笑みすら浮かべながら
かわいい子犬の首を
落とした

ぎりぎりだった
(何もかも)
目に映る全てが
今日生きる為の障害になる気がして
(全てを切ろうとしている)
今の今まで
理性が涕かずにいたのは
修羅を隠して来れたから
今のお前では到底
刀に近づいている小生の
鞘になどなれない(誰も)
小生の修羅に向かうを止めることなど出来ない

剣か手裏剣か(生か死か)
迷いに迷って
とうとう何もせず刻を無駄にした

血を好み
(とうとう修羅になる)
お前の笑顔も
(とうとう消える)
全てを
(とうとう忘れる)
小生は
(とうとう修羅になる)
(ただ 極限に来ただけ)

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