◎無限の力

  夢を捨ててから
  その夢が叶う事って
  結構あるんだぜ

  それは
  風が頬を撫でた瞬間くらいの
  早さでさ

  そうそう
  重い扉を一生懸命開けようとして
  開かなくても ふと 疲れたな なんて
  思いながら触れた時に
  開いてしまう事も
  あるんだぜ

  そんな力が
  俺達の中で眠っているのさ
  だから 夢に疲れても
  焦らないことさ

――夢に疲れ果てた時
  心の底に眠る無限の力が
  その時 発動する――

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