◎純白の魂に告ぐ

      ――国破れて山河あり
        城春にして草木深し――

愛生まれて命咲き
夢追いかけて感嘆の呟き
胸中の思い 愛すべき者
全てが夢の一片

生命輝き精霊の泪
果てしなく広い魂の世界
愛生まれて命咲き
届かぬ声 光に変わる

命咲き誇る 貴方の御前
感情は少しも曇らず
揺ぎ無き眼差し
七つの海を越えて行く

確かな道無き道を
確かな足取りで歩く貴方は
確かな愛に包まれて
確かな魂の強さを知る

然亦弱魂其 然し亦もや弱き魂は其れでも
未夢強知不 まだ夢の強さを知らず
己足取弱儚 己の足取りは弱く儚く
心底踏込不 心の底には踏み込めず
唯魂楽園欲 ただ魂の楽園を欲するばかり

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