◎天邪鬼

繰り返す嘆き
(私は無責任に噛み砕く)
繰り返す喜び
(私は何時の間にか隠れている)

天邪鬼
天邪鬼
(否定も肯定もできない憐れな魂)

声が届いているのなら軽めの愛をちょうだい
声が届いているのなら重い嘆きを投げつけて

天邪鬼
天邪鬼
(今 私を見てくすりと笑ったろ)

響き始める惰性
(私はあえて受け入れる)
そうだ
どうしても二十七時までに
世界の歯車を壊しに行かなきゃ
だって詰まんないでしょう
愛が愛のままだったら(聞こえていますか)
夢が夢のままだったら(聞こえているんですか)
生が生のままだったら(聞こえないふりですか)
死が死のままだったら(聞こえなかったんですか)

天邪鬼
天邪鬼
(今確かにきらりと発狂が咲いた)
(今確かに私の周りの人間がぽろりと踊ってる)
(今確かに何かを生み出そうとしている)
天邪鬼
天邪鬼

どうか私の詩に醤油なんてかけないで

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