詩を扱うとしても
あまりにも未熟なこの命
何時までも何時までも
空からそそぐ感覚に身を任せ過ぎて
昨日からずっと何も生み出せずにいる
(嗚呼 遊びの次元で何時までも
踊っているからだ と
五月蝿い世界の声が響く)
筆が停まると言うよりも
心が石ころのように 形を変えないから
何時までも何時までも
焦りばかりが生まれ
役立たずの手を じっと見ている
(嗚呼 他力本願もいい所
精進を忘れ何もしないからだ と
細々と囁く詩人の声が響く)
何もかもが煩わしくて
心の対話すら煩わしくて
世界中に満ちる雨音や歓喜の声が煩わしくて
白紙の剣山に頬を寄せる
どうしたのだ 小生の心は
どうしたのだ 小生の心は
空しくまどろむ孤独の匂いに今日も酔わされて
じっと鏡に映る小生を睨み付ける
(嗚呼 何時まで経っても
何も出来ない哀れな魂よ
今一度 今一度 その身を切れと
低い声の小生の叱責が
部屋中に木霊する)
今日も無限の暗闇に精神を飛ばしながら