薄れ掛ける希望の理 流れ続ける夕闇の悲しみ 嗚呼 ただ闇を 闇を待つだけ 私は感じる 孤独と言う悲しみよりも 孤独を背負うとしている悲しい 性癖に 何処にも向かない足を責め 何処にも向かない眼を責め ただ海の満ち引きに心を奪われて 鬱の潮風に身を任せ ゆらりゆらりと 歩いてゆく 崩れてゆく 光はどんどん薄れてゆき 私は黒い天体に ゆっくりと 飲まれてゆく ゆらゆらと ゆらゆらと
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