世界が掲載する悲しい情報に
ただただ 苦酒を喉に流し込む事しかできない
そんな情けない日常があって
その裏で
走ってはしゃぐ子供の笑顔を見ては
これが小さな幸せなんだと
流される日常もまた
本物
何が悲しくて世界が震えるのか
(どうかそれが真実ではなく虚像であれ)
何が嬉しくて顔を綻ぶのか
(それもまた刹那的に受け止めて)
人の小さな小競り合いを見ては
溜め息
国の小さな喧嘩を見ては
頭痛
我等は歴史を繰り返す哀れな忌み子で
どうしようもなく痛い思いを沢山繰り返しているのに
なんでこの嘆き なんでこの訴えが
ただの行進曲にしかならないのか
肥え行く脂ぎった大人に乾杯
無恥な痩せ細った大人に乾杯
傍観決め込む我等群衆に乾杯
さあ 済し崩し的に今を楽しみ
ほら しっぺ返しの恐怖に完敗