答えを求めない代わりに
流浪の旅を
結果を求めない代わりに
茨の道を歩く
何もかもが嫌というほど
搾り取られていく 人生の時間
(または計算の上に成り立つ嘆き)
専ら 砕けていく 感情の道標
(または貴方の論理の上で成り立つ修羅)
因と果をただひたすらに求め歩くために
きらびやかな魂の衣を
(それを人は知らずに投げ捨てているのかもしれないが)
脱ぎ捨てなければならないのなら
諸手をあげて叫ぼう
人間として生まれた理念と
魂の因果応報と
歪み始めた汗と血と肉
何が大切なのか と
何かを説きたい訳じゃない
何かを押し付けたりしたい訳じゃない
ただただ 見つめて 生きたい
哀れで不器用な一つの
ちっぽけな一つの魂の小言
(あるいは屑鉄街で育った玩具の咆哮)
死に束縛されながら
生を彩り
生を噛み締めながら
死を詠う
何かの為に何かを求めたくはない
何かを求める為に何かを求めたい
ちっぽけな一つの魂の小言
(あるいは屑鉄街で育った玩具の咆哮)