◎鮎 〜焦る魂 静かに放流〜

小犬が笑う
世界が優しい所為でせう

風がそよぐ
地球が元気な所為でせう

命が震え
血が巡り
呼吸は穏やか

私は何を焦っているのでせう
私は何を焦っているのでせう

流れ星がきらり
月明かりがふさふさ

深夜の静叫
深夜の静叫
(肩の力が抜けたのは魂が少し痩せたから?)
(肩の力が抜けたのは魂が少し崩れたから?)

新芽が萌える
木々がいつも見守る所為でせう

魚が翔ける
水が柔らかく優しい所為でせう

そんな事を感じずに
私は何を焦っているのでせう
私は何を焦っているのでせう

ゆるやかに
しとやかに
魂を少し泳がせよう
天の川の水流に
放流しながら

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