忘れられない
あの楓の堕ちる
優雅な一瞬
日本人の風雅な風流が感じる
一時の自然の悪戯
響き渡る一瞬の
無音に近い静寂の微弱な葉擦れ
そこには何者も
騒がせない楓の老木
赤 黄 橙
全てが自然の芸術で
人の心はなんとも移ろい易く
舞い散る落ち葉に
静かに重なる
そこに秋があった
そこに生があった
そこに人があり
そこに夢がある
忘れられない
あの楓の堕ちる
優雅な一瞬
楓の老木
堕ちる紅葉
そこに風流を重ねながら
秋の気配に気持ちを
彩って