黒い欲望を 脳内に溜めながら 目が瞬く戯れ 生きているかと問われれば 薫るしかできない 哀れな体たらく 苦みだった 苦みだった 感じられるものは ただの 苦みだった そこに甘きは似合わない そこに白きは似合わない ただ黒で 生きていたい欲望が はらはらと 我を苛む 苦みだった 苦みだった 信じられるものは ただの 苦みだった
●この詩に感想を書く● ●一つ上に戻る●