何処まで書き続ければ
修羅の君の荒れ狂う言葉が生まれる境地まで
辿り着けるのだろう
何処まで書き続ければ
修羅の君の横顔見える境地まで
辿り着けるのだろう
浮遊する言葉を捕まえては
未だ納得するものが生まれず
削ぎ落としては何も残らず
嗚呼 悪戯に悩むこの私に
どうかどうか熱い言葉の錬成を
嗚呼 遥かなる先に進む君の
思考回路を少しだけで良い
光明を表すが如く私に注いでおくれ
掴んでは零れ行く感覚の営みに 今
絞り出す語彙の爆裂さえも
ただの風と化しては消えて逝く
この暗黒な道程に
今一度 君を詠う事を
許し給え
ただただ私は君に近づく為に
ただただ私は私を越える為に
無闇矢鱈に言葉を吐き続ける私に
熱い命を揺るがす鉄槌を
そして開眼する詩力の扉の鍵を
修羅になった君より心から託される事を願う
(甘いと一言 貶されたい)
(愚かと一言 突き付けられたい)
何処まで書き続ければ
修羅の君の荒れ狂う言葉が生まれる境地まで
修羅の君の横顔見える境地まで
辿り着けるのだろう
この暗黒な道程に
今一度 君を詠う事を
許し給え
今一度 君を詠う事を
許し給え