計算し尽くされた 冷徹な自虐 その中で咲き綻びる 数多の擦れ 流星が囁くのは 未曾有の夢 報われない思考の中で 百花繚乱な枝垂れ桜 今日も元気に 咲き乱れ 出尽くした悔恨と 理想を掲げた箱庭の中で 春を待つ 計測不能な心の呟き 言葉は何時だって追いつかず 蛙の子は蛙と嘆いては 燐とした嘘は付けなかった 一滴の嘘 一滴の闇 一滴の夢 一滴の愛 何もかもが未だ 形容できない不出来を 詫びる
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