煙草が煌めくから 煙まで揺らぐんだ 寒い季節だから 小さな火種で 心を解放するんだ それが全てかどうか解らないけれど 気障な煙はお役ご免 ただ安堵するその刹那の時間が 欲しいだけ 例え鼻から逃げ出す煙だとしても 命が乏しいから 煙で補完 苛む快楽 迸る惰性 煙草が煌めくから 泪ぐむ真実 仮初めの憂鬱 煙まで揺らぐんだ 今日も感性で火を灯す
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