心が流れて
風に靡いて
夢に溢れて
愛に包んで
光に添って
花に零れて
嘘に溺れて
闇に迷って
死に怯えて
生に頼って
ゆらりゆらり
心が壊れる時
その時に発する閃光を
感じた事があるのか
そこまで追い詰めた
思いが何を見詰めたか
舞い散る花びらに流した
泪の足跡に
夢と言う名の鎖を垂らして
そこから感じた
虚栄をかわせ
今生きているならそれでいいじゃないか
今涕いているならそれでいいじゃないか
答えが欲しいならいくらでも
安堵が欲しいならいくらでも
見え隠れするその迷いに
静かに視線を送ってみれば
ほら
ひっそりと微動だにしない
真の姿の心が揺れている
ゆらりゆらり
ゆらりゆらり
ほら
同じ場所で揺れている