荒れる心
今日も明日も
ただ濡れて
荒む心
昨日も一昨日も
ただ乾く
罅割れて湿って
目に見えない
感情の語源を探しながら
今しっかりと
叫んでみる
心から
心から
木霊するはずの
心の声に耳を傾ける
(初めから期待などない
見せ付けられた力の差はただの飾り
言葉の綾取りが好きな嘘に戸板
記憶した愛は唯の遊戯
ほら 見えるか ああ 見えるのか
綺麗に崩れ始めた魂の水流
拘らないで捨てたはずの夢の残骸
昨日も明日も綺麗に輝く)
見失い始めた
正常の元服
どこかで無くした
釦の羅列
今緩やかに
涕いてみる
心から
心から