答えが欲しいと
願って闇を彷徨えば
次から次へと
目に付く幼い罪と
軽い嘘
何かを願って
生まれて来たはずなのに
時間が経ち過ぎて
何も見つからない
何も解らない
私は誰と問い掛ける
水のない水瓶の
暗い底に向かって
自作自演にも似た狂気
今日はいつまでも
空が赤いから
きっと私の脳髄は
燃えている
誰も認めてはいないが
きっと狂気は正常の中で
優雅に嬉々と
この世から生まれ出し
虎視耽々と優しさ貪ぼり
愛憎無臓を噛み締める
ただ思考回路が
何時まで経っても
成長の起伏を望めない
それだけの悲しみ
それだけの生き様