◎夢の序曲

 白い牢屋の暗闇の中で
   眠りに襲われた
     俺は
  目を閉じた途端
黒い海に落ちてゆく

 その中の俺は
   恐怖の重い鎖に
   束縛され
   身動きできずに
 海の底に呼ばれる様に
   吸い込まれてゆく

耳の側では
   子供の天使達の歌声で
  更なる
    眠りに導かれ
 俺の真実は薄れる

 俺の真実が目覚めるとともに
  白い牢屋は
    暖かな光に
 満ち溢れていた

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