太陽が月に隠れた
夏の夜の幌
一人
全てを許せる
場所を捜しに
出歩く
そんな場所は有るのか
無いのか
判らずに
信じて歩いた
俺を許せる場所は有るのか?
俺を許せる場所は有るのか?
自問自答の渦に飲込まれ
時は淡々と過ぎゆく
月は頂上に昇る
俺を許せる場所は有るのか?
俺を許せる場所は有るのか?
蒸し暑い夜の幌の中
自分の罪の柵に
逃げ出せなくなっていた
俺を許せる場所は有るのか?
自問自答を繰り返し
自分の罪の柵に
縛られて
ぎこちなく
生きる
俺