◎心情

忘れて下さいな
野良犬的生活しかできない
私なんて価値がないから

いいじゃないですか
誰も飼い慣らす事のできない
未来に振り回されている
私だから

ほらほら
夕べも美しい女の陰を抱いて
煙草を燻らすだけに
生甲斐を感じていたから
指だけがくっきりと現実を見ている

(心だけが今の私の命綱)

ほらほら
私はいつしか冷汗一つに
崩れていきそう

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