黒く光ったのは 刀のはしくれ 真実は俺をすりぬけて 夜を飛んだ そうそれは曖昧に 刀の曇りにも似て 清廉 私をすりぬけた真実を うらぎりと呼べないのは 私の中の刀の剣気がきっと 私の中のためらいを 花咲かせないため さみしくて さびしくて それゆえ 飛んだ私の真実 黒く光ったのは 刀のはしくれ
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