刀が切った時空の中で 己の小さな魂を きっと小さな木枯らしの叫びの中で 見つけられる 刀が 切ったのは 夢 裂けたのは 己 違っていたのは 時空を越えた木枯らしの泪 そして 熱い心臓の血の巡る鼓動 首っ丈になったのは 快楽に似た孤独と 刀の切れ味 日本人は日本刀になれるかい 韻律は悲しさだけ運んでいるのかい 人間は大きいかい
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