刹那的哀愁の中に
憂う未来があったかい?
衝動的破壊の外に
楽しい世界が見えたかい?
私の中に愛が見え隠れする事が
そんなことがあって良いのかい?
知らない世界の私がきっと時空の外にいて
知ってる世界の私がきっと時空の中にいて
そんなおり ふと全てを否定し全てを肯定する私が
きみょうきてれつな 夢を語りだす
世界が壊れても輪廻の中で生きる私のそれが宿命
何も知られざる 風と
何も知らされない 炎と
何もかも知っている 水と
何もかも知っていた 土と
風林火山を知っている私が受けいれていたのは
生きる強さと生きる弱さと向かい合う
それはまさに人間と呼ばれている怪物の仲間だと言う事
(何を見てきた
聞かれても答えられない
それが全ての
私の根底)
忘れ形見は月見草の上にある
私が人間であると言う忘れ形見
緩やかに淑やかにそれは
大いなる私の呼吸の一部
刹那的哀愁の中に
憂う未来があったかい?
衝動的破壊の外に
楽しい世界があったかい?
いったい 私のこの腐り行く目が
何を見たのか………
何を見ていくのか………