生きようと
あらがえばあらがうほど
死に近づくのは
何故?
闇に
染まれば染まるほど
光を欲しがるのは
何故?
夢に見ていた純白の
彼方に見える星間から
生死の境と言う名の最終電車が
私の前を通り過ぎてゆく
(何時 乗るの?)
(何時 乗れるの?)
あらがえばあらがうほど
染まれば染まるほど
最終電車が私にすれすれで通り過ぎてくのは何故?
私は何故それを
生と死の間で眺めるのだろう
乗ればきっと 気楽に生きられると思うのに
車窓の中に
どこかで見かけた奴の顔が
揺れていた