◎魂の色彩を求めながら………

原色豊かに
生きて 生きぬいて
何時かの虹になれるでしょうか
この哀れな魂は

虹でなくてもいい
黄金虫の背の色でもいい
華やかに でも厳かに
魂が燃えてゆるやかな
煙が立ち昇れば
それでもいい

生きよう
生きる
生きた
生きられた
それが誰にでも解れば
それでもいい
それから
淋しくなく天に行ければ

今を生き
明日の風と共に
色彩豊かに生きようと思いながら
去れ

それがきっと
魂に色彩が付く理だと
思いたい
そう思わねば この哀れな魂は
きっと救われない

色彩豊かに生きたいよぉ
色彩豊かに生きたいよぉ
哀れな魂はそれを願っているよぉ
何も疑うことなくなく
願っているよぉ
それから天に行きたいよぉ

この詩に感想を書く          一つ上に戻る