雪の白さに
心 重ねて見れば
何が見えてくるでしょう
弱い心?
強い心?
ううん 違うよ
雪の白さに還りたがる
泪色の心が
きっと見えてくるでしょう
誰もが強いわけじゃない
誰もが道化のはずがない
(だけど実は魂は
生きる年月経るたびに
どんどん弱さと道化のね
よごれに染まって
ゆくんだよ)
そんな疲れてる心を
雪は包み
癒してくれる
静かに涕けよ
明日を元気に向かいいれるため と
今日の雪はあまりにも
白に決まっているから
私の体を自然に還そう
今日の雪の白さは
今日しかないのだから
今日しかないのだから
(だけど実は魂は
知らず知らずにその願い
心持ちに
待っているんだよ
遥か昔の
春先から)