◎つむじ風

あてもなく彷徨い

宵の風に吹かれ
明けの風に吹かれ

回転の中で
悲しみも 喜びも
ただなくしてゆく
それは少し
徒に

ねじれながら
明日を見詰めてた
あいつの笑顔は
少し笑っている気がする

俺 変かな
大丈夫だよな きっと
確かにまだ 明日の風に
まだ触れられずにいるけど
でも
ねじれて
回転するしかないよな

熱い希望が震える
芝生が風にたなびくように

まだまだ
竜巻にはなれず

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