荒れ狂う波や
海流にもまれながら
命からがら
泳いでた
私は魚の中の虎
誰も私を愛せない
食い続けていた
愛の無い愛と言う名の鮭を
何も解らずに
鯱 この名を気に入っている
孤独的に 哀愁的に
ありがとう 人間共よ
私は私を受け入れられない世界に吠えながら
孤高を目指す
そんな奴だから
嗚呼 素直に真珠と話せないでいる
風を感じることのできるはずの私が
土を感じる事ができない私と
火を恐れることのできるはずの私を
水と生きるしかできない私に
何も感じず ひょうひょうと
摩り替わってゆく
恐れているのだ
私の自尊心に何時かは私が喰われてしまうことに
そう思いながら今日もふらふらと
生きてしまっている
大きい海の中で